過日といっても大分前になるが、数十年ぶりに東京へ行った。前に行ったのはいつだったか恥ずかしい位なので、半分初めて行くような感じであった。青森からは新幹線で4時間で東京に着く。「特急はつかり」や「急行八甲田」からすると隔世の感がする。

甥っ子の祝言で、新郎新婦の晴れ姿は脳裏に焼き付き、一生の思い出である。披露宴は浅草で行われ、浅草の芸者衆や太鼓持ち(幇間 ほうかん)も来た。江戸落語の一コマを見るようであった。

浅草と上野界隈をぶらぶらした。人の多いのは弘前の観桜会(津軽では「かんごうかい」という)のようで、外国人の多いのは熱気さえ感じる。

西洋美術館では思いがけずフェルメールの作品に遭遇した。「聖プラクセディス」がさりげなく展示されていた。私の画集(アーサー・K著 BSSギャラリー世界の巨匠 美術出版社 1991)では個人蔵となっている。フェルメールとの出会いは、オランダ、デン・ハーグのマウリッツハイス美術館で、「真珠の耳飾りの少女」と「デルフトの眺望」を見てから大ファンになった。

浅草 ホテルから 2016.11.12
 ホテルから見た浅草寺とスカイツリーの夜景

浅草 2016.11,12
  姪っ子と